気仙–くらしとアート
プログラムアーカイブ PROGRAM ARCHIVE
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プログラムアーカイブ PROGRAM ARCHIVE

海と山に囲まれたまち、気仙。
そこにある人々の営み、
日々の暮らしの中にある
豊かさを、見つめたい。
いつも見慣れた風景、
里山のしごと、お祭り、
何気ない対話、
祖先が残していった記憶が、
わたしたちの糧であること。
そんな当たり前のことを、
少しだけ特別なものに変えて、
一緒に分かち合いたい。

Kesen is a town surrounded by
mountains and the sea.
We want to observe
the activities of its residents
and the richness in their daily lives.
Familiar landscapes,
traditional farmlands, festivals,
casual conversation,
and the memories of
ancestors are our nourishment.
Making such commonplace
things a little special,
we wish to share them with others.

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ARTISTS &
PROGRAM

気仙エリアに属する3つのまち、大船渡、陸前高田、住田をフィールドに、
国内外のアーティストが各テーマでのリサーチ、制作、発表を行いました。

In the three towns of Ofunato, Rikuzentakata, and Sumida in the Kesen area, artists from Japan and abroad conducted research, produced works, and gave presentations on their respective themes.

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交流プログラム

遠隔のアザフ

2021年1月13日(水)・20日(水)2日間
対象:岩手県立高田高等学校3年生
講師:小牟田悠介

「アザフ」とは、けんか七夕・動く七夕の山車を飾る特徴的な飾りのこと。けんか七夕では、人の願いや想いを乗せた山車を勢いよくぶつけあいます。「アザフ」という言葉の意味を「糾(あざ)ふ」=より合わせるという意味として捉え、「禍福は糾える縄の如し」という古事成語から「糾ふ=より合わせる 」をキーワードに、空間と身体の距離をより合わせるワークショップを実施しました。遠隔でダイレクトな交流ができないので、粘土という質感のあるものを交互に寄り合わせて、2週分の時間と空間を超えて、高校生の想像力や過去や将来や自分のことを象ったものと、小牟田による協働の形が生まれました。そして、過去の思い出と将来の想像の間にある今現在を視るということを意識的にできるように、3Dグラス(アナグリフメガネ)をかけ、「多次元をいかに表現し知覚するか」という小牟田の制作における大きなテーマを共有しました。

KESEN AIR 2020/21
オープンスタジオ

2021年1月30日(土)
オンライン
(YouTubeライブストリーミング)
および
パブリックビューイング
@陸前高田発酵パークCAMOCY

【参加アーティスト】
小牟田悠介(日本)/山田悠(日本)/
ハイメ・パセナⅡ(フィリピン)/
アイガルス・ビクシェ(ラトビア)
【進行】村上健也/越戸浩貴/日沼禎子
【通訳】池田哲

実験的なAIRの取り組みのひとつとして、参加アーティストの各国の現場をオンラインでつないだオープンスタジオを行いました。各アーティストのプロフィール・活動紹介、アーティストがステイホームの時期に何をして過ごしていたのか、KESEN AIRでのリサーチの経過についてお話いただきました。(*逐次通訳付き)

KESEN AIR 2020/21
プレゼンテーション
"KASAKOSHI(笠越し)"
DAY1

2021年2月20日(土)
オンライン
(YouTubeライブストリーミング)

【プレゼンテーション】
ハイメ・パセナⅡ(フィリピン)/
アイガルス・ビクシェ(ラトビア)/小牟田悠介(日本)
【ディスカッション参加予定アーティスト・リサーチャー】
コン・カブレラ(フィリピン)/
アーチャ・チョリッグー(タイ)/
ショーネッド・ヒューズ(ウェールズ)/
カトリン・パウル(ドイツ)/新井厚子/林泰彦/
山田悠/松山隼
【進行】ハイメ・パセナⅡ/村上健也/越戸浩貴/
日沼禎子
【通訳】池田哲/ジェイミ・ハンフリーズ

「笠越し」とは、岩手各地・集落で行われてきた「収穫後の打ち上げ」の呼称です。笠越し文化「お振る舞い」「持ち寄り」「おもてなし」の3つを軸に、豊かな文化を次世代に向けてつないでゆくため、アーティスト、クリエーター、地域の人々が創造的活動を共有し、対話と共同の場を、オンラインで展開しました。
1日目は、今期のオンラインAIR参加アーティストによる成果発表と、2013年から始まった「陸前高田AIR」の歴代参加アーティストによるオンラインミーティング(座談会形式)の2部構成で実施。また、国内外の研究者、アーティストと連携し、どのようにこの度のパンデミック下の課題に取り組んできたか、相互の事例を共有し、「ニュー・ノーマル」の時代におけるアーティスト・イン・レジデンスのあり方を議論する場を設けました。

KESEN AIR 2020/21
プレゼンテーション
"KASAKOSHI(笠越し)"
DAY2

2021年2月21日(日)
オンライン
(YouTubeライブストリーミング)

第1部

【プレゼンテーター】
山田悠(KESEN AIR 2020レジデント)
【ナビゲーター】越戸浩貴/越戸園佳

KESEN AIR参加アーティストによるプレゼンテーション&ワークショップ“オンライン・リサーチ&ピクニック”山田悠によるオンラインAIRの成果発表に加え、KESEN AIR共同ディレクター・越戸浩貴、コーディネーター・越戸園佳のナビゲーションにより、陸前高田市内および訪問先の方のインタビューをライブ中継。視聴者の方々にオンラインAIRを体験していただきました。

第2部

【交流プログラム参加メンバー】
BLISS DESIGN STUDIO PH|ジャイ・アラノ/
タイロン・サントス/エドワード・リコ
女子美術大学|羽山まり子(アーティスト)/
若松はるか/磯野玲奈/佐藤遥加
【コメンテーター】
村田達彦(遊工房アートスペース 共同代表)
【通訳】池田哲/ジェイミ・ハンフリーズ

「Y-AIRマニラケース」参加リサーチャー、アーティスト、学生による参加報告および意見交換を実施しました。